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百宅の記憶を訪ねて~百宅マイスターツアーに行ってみました!~

百宅1

7月12日の日曜日。

鳥海ダム建設に伴い、今後ダムの湖底に沈むこととなる百宅地区。
ダムの底に沈む前に、この百宅の土地を記憶にとどめようと、百宅マイスター市民モニターツアーが開催されました。

今回はあいにくの雨にもかかわらず、たくさんの方々にご参加頂きました。

各班に分かれて、いざ出発~!

集落内に入ると、あたりは白い花をつけたソバの畑が広がっていました。

のどかな風景。
雨音に、田んぼからはカエルの声が聞こえてきます。

所々で立ち止まり、マイスターの方から百宅にまつわる詳しい説明がされました。
皆さん熱心に耳を傾けていました。

霞がかった遠くの山々は、まるで山水画のような世界に。
今では珍しい茅葺屋根の家が佇み、静かで幻想的な風景がひろがっていました。

しばらく歩いていると、ぼんやりとした雨の風景の中から、
何か大きな2つの影が…

…あれは一体?!

近づいてみると、大きな2本の木が寄り添うように立っていました。
田んぼの真ん中にシンボリックに立つこの木のもとには、「山の神」の社が祀られています。

山の神とは、マタギといった山民が信仰している神で、山を支配しており、
狩猟の成功や、山での事故防止を祈っていたそうです。
昔から人々の生活とともに、この地を見守ってきたのでしょう。
百宅では、こうした古くからの民俗信仰の痕跡が今でも残されています。

今度は、林の奥の方へ。

ここでは、弘法大師にまつわる百宅の七不思議について語って頂きました。

雨の中で聞く不思議なお話しは、普段とはまた違った、どこか不思議な世界に誘われるような雰囲気でした。

次は、旧森林鉄道の跡へ

さらに奥へと進みます。

森林鉄道とは、産業発展に伴い材木需要が高まる時勢に、全国で敷設された鉄道であり、百宅では昭和13年頃に敷設されました。

ブナやナラといった豊富な材木資源がここから運び出され、産業・経済の大きな柱として、住民の暮しに貢献してきたそうです。

現在でも、一部その痕跡を辿ることができます。

風に揺れる木々も、森林産業に伴う百宅の盛衰を眺めてきたのかもしれませんね。

森林鉄道から、再び集落方面へ。

ここでは、百宅マタギの話をして頂きました。
百宅では、クマは人と同じく、この百宅の“住人”なのだそうです。
ガイドさんは、百宅マタギの家に育った方で、実際にマタギの生活を直に見てきたからこそ語れるクマに対する畏敬の念や、貴重なお話しを語って頂きました。

これは、本海獅子舞番楽伝承起源の石碑。
本海獅子舞番楽とは、17世紀頃、本海行人(本海坊)という修験者が、鳥海山麓地域に獅子舞と番楽を伝承したのが起源とされています。

ブログでは書ききれませんが、百宅には、この他にも落人伝説や、様々な歴史、不思議な言い伝えなど、神秘的な魅力がまだまだたくさんあります。

実際に歩いてみることで、この地に伝わる不思議な魅力を感じてみてはいかかでしょうか。

今後も百宅マイスターツアーは開催を予定しております。
どうぞお楽しみに(*^^)v

次回は晴れますように…

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