石脇編
湧水のまち・石脇まち歩き
大正6(1917)年創業で、生醤油で再仕込みをした「甘露しょうゆ」をはじめ8種類の醤油と長期熟成で造りあげる7種類の味噌、つゆなどを製造販売しています。
②マルイチしょうゆみそ醸造元(電話:0184-22-0006)
明治3(1870)年創業で、本荘産のササニシキと国産大豆を使って長期熟成させた味噌「鳥海山」をはじめとする3種の味噌、10種類の醤油などを昔ながらの製法で造っています。
③吉野屋菓子舗(電話:0184-22-1387)
完熟したいちじくを砂糖とともに煮込み、商品になるまでに一ヶ月以上もかける銘菓「いちじく甘露煮」、甘露煮を作る時にできる蜜を利用して作った「いちじく羊羹」、それにマドレーヌ風の「いちじく・オ・アマンド」を扱っています。
④伊藤製麺工場(電話:0184-22-1576)
「本荘うどん」は、添加物や防腐剤を一切使わず、国産高級小麦と天然塩、それに石脇の良質で豊富な地下水だけを使い、独自の多加水製法で作られます。優しい柔らかな口当たりと喉ごしは、量産できないからこその価値と味の確かさを感じます。
⑤石脇公徳館前の湧き水
石脇地区は「穴を掘れば水が出る」と言われるぐらい、新山からの豊かな伏流水に恵まれており、今も大切に利用されています。多くの井戸は各家の敷地内にあったり、普段は蓋をされていたりしますが、ここ公徳館前の湧き水は、常に見ることができます。
⑥石脇公徳館脇のお社
公徳館脇のお社の木彫りの彫刻では、龍などの他に、ちょっと珍しい象の彫り物を見ることができます。
⑦齋彌酒造店 (電話:0184-22-0536)
明治35(1902)年創業の齋彌酒造店の建物は、国の登録有形文化財に登録されており、自然の地形を利用した高低差約6メートルの「のぼり蔵」が特徴です。
地元で人気の中華そば
⑧清吉 (電話:0184-22-1221)
齋彌酒造から徒歩約12分(約820m)
本荘っ子に昔から親しまれている中華そばの有名店。
人気メニューの「中華そば」は、鶏ガラスープに少し甘めの醤油が効いた昔ながらの味わい。
チャーシューの代わりに歯ごたえの良い親鶏が入っているのが特徴。
矢島編
復興した城下・矢島まち歩き
矢島藩・生駒家の菩提寺です。戊辰戦争で焼失した後、明治13(1880)年に再建されました。質素ですが茅葺屋根の重厚な造りの本堂は、平成16(2004)年に国登録有形文化財となりました。
②八森苑
生駒家の重臣・佐藤氏の屋敷で、明治2(1869)年頃建築の主屋と大正時代に作られた二階建てで構成されており、平成16(2004)年に国の登録有形文化財となりました。※見学は要予約(由利本荘市教育委員会 矢島教育学習課 0184-56-2203)
③旧佐藤家住宅
戊辰戦争により城下がほとんど焼失し、明治2(1869)年に城下復興工事の際に江戸大工を呼び、建てられました。当初は江戸家老・加川退蔵の住宅で、明治5(1872)年に佐藤政忠が譲り受けました。※見学は要予約(由利本荘市教育委員会 矢島教育学習課 0184-56-2203)
④八森城址
由利十二頭の一人・大井氏の古城跡と伝えられ、江戸時代は生駒氏が居城に定めました。戊辰戦争の際、庄内軍の鳥海山頂越えの奇襲により自焼しました。現在は小学校ですが、城址内にある老松に打ち込まれた弾痕で往時をしのぶことができます。
⑤大井家
江戸時代の寛政年間より酒造業を営んでいた旧家です。大正5(1916)年に建築された主屋は、近代の商家建築として平成16(2004)年に国の登録有形文化財となりました。(外観のみ見学可)
⑥原田栄泉堂 (電話:0184-56-2640)
黒糖そのままの色で作っている「虎の子まんじゅう」や鳥海山麓に産する山ぶどうの汁を使用した「ぶどう羹」などを取り扱っています。
⑦天寿酒造(電話:0184-55-3165)
大井家から文政5(1822)年に分家し、麹と濁酒を商っていましたが、明治7(1874)年に清酒「玉の井」の醸造を始めました。昭和元(1926)年に銘柄を「天寿」一本にしぼり、現在に続いています。
天寿酒造から徒歩約25分(約1.7km)
★土田家住宅 (電話:0184-56-2364)